自分で墓じまいをするときの流れと注意点をくわしく解説

公開日:2026/10/15
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近年は、お墓を継ぐ人がいない、遠方で管理が難しいといった理由から墓じまいを検討する方が増えています。しかし、自分で手続きを進める場合は、行政手続きや親族との調整など、事前に知っておくべきことが少なくありません。この記事では、自分で墓じまいをする際の流れや注意点、業者に依頼するメリットについてわかりやすく解説します。

自分で墓じまいをするときの流れ

墓じまいは、お墓を撤去するだけではなく、遺骨の新しい供養先を決めて行政手続きを行い、適切に納骨するまでが一連の流れです。スムーズに進めるためにも、事前に全体像を把握しておきましょう。

親族同士で話し合い

まずは、親族に墓じまいをしたい理由を伝え、充分に話し合うことが大切です。お墓は家族や親族にとって大切な場所であるため、事前の相談がないまま進めると、のちのちのトラブルにつながるおそれがあります。

費用負担や今後の供養方法についても、事前に話し合いをする段階で確認しておくと安心です。

霊園・寺院への相談

次に、現在のお墓を管理している霊園や寺院へ相談します。とくに菩提寺にあるお墓の場合は、離檀に関する相談が必要になるケースがあります。

墓じまいの事情をていねいに説明し、円満に手続きを進めることを心掛けましょう。

供養先の決定

親族と管理者の了承を得たら、遺骨の新しい供養先を決めます。永代供養墓や納骨堂、樹木葬、新しいお墓への改葬など、選択肢はさまざまです。

自治体によっては、改葬許可申請の際に受け入れ先を証明する書類の提出を求められる場合もあります。

石材店の選定

供養先を決定したあと、墓石の解体・撤去を依頼する石材店を選びます。霊園によっては指定石材店が決められていることもあるため、事前に確認しておきましょう。

費用は墓地の広さや立地条件によって異なるため、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。

改葬許可の申請

石材店が決まったら、自治体で改葬許可の申請を行います。一般的には、改葬許可申請書のほか、埋葬証明書や受入証明書などの提出が必要です。

必要書類は自治体によって異なるため、事前に確認しておくと手続きがスムーズです。

閉眼供養

改葬許可証が発行されたら、閉眼供養を行い、遺骨を取り出します。閉眼供養とは、お墓に宿る故人の魂を抜くための供養で「魂抜き」や「お性根抜き」と呼ばれることもあります。菩提寺がある場合は、住職に依頼するとよいでしょう。

墓石の解体・撤去工事

閉眼供養が終わったら、石材店による墓石の解体・撤去工事を行います。工事後は墓地を更地にして管理者へ返還し、最後に新しい供養先へ納骨して墓じまいは完了です。

遺骨を自分で運ぶ場合は、骨壺が破損しないよう充分に注意しましょう。

自分で墓じまいをするときの注意点

墓じまいは複数の手続きを同時に進める必要があるため、準備不足がトラブルの原因になる場合があります。後悔のない墓じまいにするためにも、注意点を事前に確認しておきましょう。

提出書類と手続きのタイミング

まず注意したいのが、行政手続きのタイミングです。改葬許可証は、遺骨を移動するために必要な重要書類であり、工事の直前に申請しても発行が間に合わない場合があります。

自治体によっては発行まで数日から数週間かかることもあるため、余裕をもって準備を進める必要があります。

また、改葬許可申請書は、遺骨一体につき一枚必要になるケースがあります。自治体によって様式が異なるため、申請前に必要部数を確認しておきましょう。

墓地の使用者と申請者が異なる場合には、承諾書の提出が必要になる場合もあります。

費用について

費用面についても、事前に総額を把握しておくことが重要です。墓じまいでは、墓石の撤去費用だけではなく、閉眼供養のお布施や離檀料、改葬先の納骨費用なども発生します。

新しい供養方法によっては数十万円以上の費用がかかるケースもあるため、予算を立てておくと安心です。とくに石材店とのトラブルを防ぐためには、複数社の見積もりを比較することが欠かせません。

墓地の場所によっては重機が使用できず、人力での作業となるため費用が高くなる場合もあります。見積書の内訳まで確認し、追加費用が発生する条件についても確認しておきましょう。

菩提寺や親族との関係性も重視すること

さらに、菩提寺との関係にも充分な配慮が必要です。離檀料については法的に定められた金額はありませんが、感謝の気持ちを表す意味合いをもつことが一般的です。

突然墓じまいを申し出るのではなく、事情をていねいに説明することで、円満に話を進めやすくなります。親族間の認識の違いも注意したいポイントです。

自分では必要な手続きだと考えていても「お墓を残したい」と考える親族がいる場合があります。あとから意見が食い違うことを防ぐためにも、供養方法や費用負担について事前に話し合っておきましょう。

手間やトラブルを最小限にするなら墓じまい業者を活用しよう

墓じまいは自分で行うことも可能ですが、実際には想像以上に多くの手続きが必要です。

親族との調整から行政手続き、石材店とのやり取りまでをひとりで進めることに不安を感じる方も少なくありません。

墓じまい業者のなかには、行政手続きのサポートや石材店の手配、改葬先の紹介まで一括で対応しているところもあります。

複数の窓口へ個別に連絡する必要がなくなるため、時間や手間を大幅に削減できる点は大きなメリットです。

また、墓じまいの経験が豊富な業者であれば、自治体ごとの必要書類や手続きの違いにも対応しやすく、書類の不備によるやり直し防止にもつながります。

遠方のお墓を整理したい場合や高齢で現地へ何度も足を運ぶことが難しい場合にも心強い存在です。

もちろん、自分で手続きを行えば費用を抑えられる場合もあります。しかし、準備不足によって工事日程の変更や親族間のトラブルが発生すると、かえって負担が大きくなるおそれもあります。

安心して墓じまいを進めたい場合は、専門業者への相談を選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

自分で墓じまいをする場合は、親族や墓地管理者への相談から、改葬許可の申請、閉眼供養、墓石の撤去、新しい供養先への納骨まで、さまざまな手続きが必要になります。行政手続きや費用の確認を怠ると、思わぬトラブルにつながることもあるため、余裕をもった準備が欠かせません。手間や不安を減らし、円滑に墓じまいを進めたい場合は、専門業者によるサポートの活用が有効な方法です。

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※お骨の数が増えた場合
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